競艇を予想する際の検討材料となるのが、出走表に書かれている各種データおよびレース前の展示航走です。
舟券を買う人は、必ずこの2つは確認しているので、他のプレイヤーに差をつけられないためにも出走表と展示の見方をしっかり勉強しておきましょう。
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出走表の見方
出走表は、ボートレース場によってフォーマットが統一されていません。そのため、レース場ごとに記載されている内容に多少の過不足があります。
そこで、ボートレースオフィシャルウェブサイトの出走表と、東京にあるボートレース場3場(江戸川、平和島、多摩川)で配布されている出走表の内容を比べました。
すべての出走表に記載されていた内容は以下の通りです。
- 登録番号、級別、氏名、支部、年齢、体重といった選手のプロフィールデータ
- F、L、平均スタートタイミングといった選手のスタートに関するデータ
- 全国および出走するボートレース場での勝率、2連対率、3連対率
- モーターおよびボートの勝率、2連対率
- 今節の成績(着順・進入コース・スタートタイミング)
- 早見(1日2回レースに出る選手の前回または次回のレース番号)
この中で、スタートに関するデータとモーター・ボートのデータは展示に関わってくるので後述します。
出走表でみるべきデータは、選手の勝率、2連対率、3連対率と今節の成績です。
選手の能力は、級別をみればA1,A2,B1,B2のどれかでおおまかに把握できます。
しかし、A1級でもSGで活躍している選手とA2との境にいる選手では、同じクラスでも能力に大きな差があります。
そこを補うのが勝率等のデータです。これで比較すると、出走する6選手の技量の順位付けを簡単にすることができます。
また、出走するレース場の成績を全国での成績と比較すればそのコースが得意かどうかわかります。
今節の成績は、その名の通り今節の調子を判断する要素です。
スタートタイミングや着順を選手の成績データと比べ、普段以上の成績が残せているかどうかで好不調を見極められます。
展示の見方
展示航走は大きく「スタート展示」と「周回展示」に分けることができます。
スタート展示
スタート展示は、
- 「ピットアウト」
- 「進入コース」
- 「スタートタイミング」
の3つがポイントです。
ピットアウトが遅いと、本番で外の艇に内に入られてしまうリスクが上がります。
進入コースは、レース展開を読むうえで重要な要素です。外の艇がスタート展示から前付けしてきたら、本番もその可能性が高いです。
スタートタイミングは、レース直前の水面状況に合わせてスタートできているか、全速でスタートを切れているかを確認しましょう。
出走表の平均スタートタイミングや今節のスタートタイミングと比較して、いいスタートが切れているかどうかも大切です。
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競艇初心者が知っておきたい待機行動とスタートのルール!
レース開始を告げるファンファーレが流れ、ピットアウトの合図が鳴らされるとレースが始まります。 この合図と同時に大時計が動き出し、スタートまでの間に行われるのが待機行動です。 スポンサーリンク 目次待機 ...
周回展示

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周回展示は、展示タイムと旋回の様子を確認します。
旋回に関しては客観的なデータがないため主観に頼ることになりますが、大きくターンマークを外して旋回している選手はスムーズなレースができない可能性があると考えましょう。
また、ターン後の立ち上がりのスピードは、モーターの加速力の性能を示すため重要です。
展示タイムは、2周目のバックストレッチのスタートライン延長線から第2ターンマークまでの150mのタイムです。
こちらはモーターの加速力よりも、トップスピードに乗ってからのスピードを表します。
展示タイムが速い選手ほど、直線での競り合いに強い傾向があります。