結論から言うと非常に単純ですが、一番内側を走れるから1号艇が一番有利です。
正確に言えば1コースを確保できた選手が一番有利です。
ただし、ほぼ100%の確率で1号艇が1コースに入るので、1コース有利=1号艇有利と考えて構わないです。
内側が有利な理由
では、内側を走れる選手がなぜ有利なのかということになりますが、これも単純に最初のターンマークを最短距離で回ることができるからです。
最初のターンマークを先頭でクリアすれば、あとは他の艇に邪魔されません。
さらに二番手以降の選手は、前を走る艇が出す引き波によってスムーズに走れないので、技術差がない限り前に追いつくのが難しくなります。
以上から、最初にターンマークを回りやすい1コースに入る1号艇が有利なのです。
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1コースの勝率、3着以内率
次に実際のデータをもとに、どれだけ1号艇が有利なのか説明します。
最新のデータである2018年1月1日~3月31日までの1コースの勝率は、45%~66%です。
勝率に幅があるのは、全国24場の競艇場それぞれの違いでインの走りやすさに違いがあるからです。
競艇場別の1号艇の勝率ベスト3とワースト3は以下の通りです。
1号艇勝率ベスト3)
1位:芦屋(福岡県) 66.2%
2位:徳山(山口県) 65.6%
3位:大村(長崎県) 65.4%
1号艇勝率ワースト3
1位:戸田(埼玉県) 45.1%
2位:福岡(福岡県) 46.0%
3位:江戸川(東京都) 46.4%
ベスト3の競艇場では3回に2回は1コースに入った艇が勝っています。また、ワースト3の競艇場でも2回に1回近くは1コースが勝っています。
舟券の対象となる3着以内まで広げると、1コースの有利さがよりわかります。
1コース勝率1位の芦屋ボートにおける1コースの3着以内率は、驚異の89.0%。1コース勝率ワーストの戸田ボートでも、1コース3着以内率は73.6%。一番1コースに厳しい競艇場でも、1日で1コースが舟券対象外になるのは平均3レースほどしかありません。
実際のデータをみると、いかに1コース≒1号艇が有利か一目瞭然です
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1号艇が負けるパターン
最後に1号艇が負けるとしたらどのようなケースかご紹介します。
1号艇が負けるパターンで典型的なものは以下の通りです。
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1号艇のスタートが遅れる
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1号艇の選手の技術が低い
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2号艇のスタートが遅れる
1,2番のケースはイメージがつきやすいかと思います。
スタートで出遅れて、先に外側の艇にターンマークを回られてしまうケースや、選手の技術が未熟なためにターンが膨らんでしまい、外側の艇がターンマーク近くを差して交わされるケースです。
3番のケースは少しイメージしにくいかもしれませんが、1号艇にとっては2号艇のスタートも重要です。
それは、2号艇が外側の艇の攻撃を受け止めてくれる役割を果たすからです。
2号艇が揃ってスタートを切ってくれると、外からの攻撃が1号艇に届く前に2号艇に引っ掛かってくれます。その間に、1号艇は余裕をもってターンマークを回れます。
逆に2号艇がスタートで遅れると、外側の攻撃を1号艇が受け止めなければならないので、ターンマークを外すリスクが出てきます。
2号艇は1号艇にとっては壁となる存在です。
実際に、競艇で「壁」という言葉はスロースタートの2号艇(3号艇を含む場合も)のことを意味します。
1号艇を買うかどうか判断するときは、1号艇のスタートだけでなく壁となる2号艇のスタートにも注目すると、より精度が上がります。
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